新連載!「春山優 映画日記」その2 『3-4×10月』

出典:Amazon『3-4x10月』 [DVD]
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 この作品は好きか嫌いかってなると絶対嫌いではないんですけど、すごい好きかっ?ってなるとよくわからないんですよね…。映画の事ざっくり言うと、草野球やってる柳ユーレイ演じる若い兄ちゃんが試合中にトイレ行って、トイレの中で妄想し、その妄想の内容がこの映画を全部占めていまして…。で最後妄想が終わり、トイレも終えた主人公の兄ちゃんが草野球の試合に戻って映画も終了ってなるんですけど…。

 かなり変わった妄想だとは思いましたね。夢までは狂ってないんですけど…。最初その妄想の中では、柳ユーレイ演じる若い兄ちゃんは何やっても怒られてばっかりなんですが、これが結構いい味が出てましてね、もちろん他の役者陣もいい味は出てます。で、その兄ちゃん、草野球やっても駄目、スタンドのバイトやっても駄目、おまけにそのバイト先でヤクザと問題起こしちゃう。ヤクザはそれにつけこんで中々引き下がらずに金をとろうとしてくる。そこで、同じ草野球チームの仲間、ガダルカナルタカ演じる昔ヤクザやってた通称マスターはその話を聞き、そのいちゃもんつけてくるヤクザの組長が昔の兄弟分って事もあるので、今回の事は大目にみてやってくれと交渉に入るんだけど決裂。タカはボコボコにされてしまう。

 やり返す為に、銃を沖縄に調達しに行かなければならなくなり、そこでタカは動けないから、代わりにユーレイが行くと名乗りをあげ、ダンカンも行く事になる。二人は沖縄に行って、ヤクザの二人と出会う。それがたけしとトカちゃんの二人。二人に銃を調達をしてもらい、東京に戻りタカの復讐の為にやられた大友組に乗り込むが失敗。しかしユーレイは諦めきれず、タンクローリーで最後、彼女を乗せて、この彼女の役は石田ゆり子なんですけど、前半にいきなり付き合う事になるんですけどね、で、その組のビルに突っ込んで車もビルも炎上して終わるんですよね。ちょい簡単な説明になってしまいましたが…。

 映画自体進んで行く途中、ギャグと暴力に満ちています。この映画は好きなシーンはすごいあります。出てる他の役者もいい芝居してますね…。ただ個人的には、若干余分と感じるシーンがいくつかありました…。ユーレイとダンカンが沖縄行くと、たけしとトカちゃんが沖縄のヤクザの組ともめてる話も交錯してくるんですよね、でその話も展開しながら、ユーレイらはたけしらに銃を調達してもらう話も入ってくるんですけど、、ユーレイが主人公でその妄想の映画ってなると、たけしとトカちゃん側の話はちょい違う見せ方なり、ユーレイら二人との絡み方のもっといい方法はあったんじゃないかとはちょい思ったんですよね。

 でも余分だけどいいシーンはいっぱいあるからなんともいえないんですけど…。未完成が印象に残るってのはありますからね…。とにかくこれは監督の狂気がいっぱい詰まった作品だと思います。それを感じたシーンは挙げたらキリがないので、このくらいにしときます。

 3-4×10月バウバウ!!バウバウ!!バウバウ!!

 さよなら!!さよなら!!さよなら!!

春山優(俳優)

haruyama1

文責は日本語のみ