11月5日~7日と11月12日~14日、東京・日本橋の江戸桜通り地下歩道で開催された北海道物産展「ザ・プレミアム北海道2015」。都心のビジネス街に北海道の食品企業44社が集い“レアな食材やお酒”の試食・試飲を行った同イベントは、6日間で延べ1万人以上が訪れる盛況となった。
本サイト編集部が取材に訪れた日、道を行き交う多くの人達の注目を集めていたのが、創業・昭和25年という旭川の老舗焼き鳥店「ぎんねこ」の「新子焼き」ブース。「新子焼き」とは若鶏の半身を炭火などで素焼きした料理で、旭川名物となっている。試食する会社員男性も「これは美味しい」と満足の様子だった。
また、北海道日高郡から参加した「太田養蜂場」の“はちみつ試食”にも多くの人の列が。「アカシア蜜」「オオハンゴン草蜜」「ホワイトクローバー蜜」など、様々な蜂蜜の味覚を体験できる機会を提供していた。
太田養蜂場の代表・太田忠雄さんは「美味しいはちみつを求めて、日本列島を旅しているんですよ」といい「今回の会場でも多くの方に味わっていただけると嬉しいですね」と語る。ブースに訪れた人達に、それぞれのはちみつの味わいを丁寧に説明する姿が印象的だった。
東京・日本橋で盛り上がりを見せた「ザ・プレミアム北海道」。「昼間に会場を通りがかった会社員の方が、仕事後に買いに来ていただける事も多かったですね」と語るのは、同イベントを主催するNPO法人コンベンション札幌ネットワーク副理事長の松野淑恵さん。都心における「北海道グルメへのニーズ」が改めて浮き彫りになるイベントとなった。