いま、急激に存在感を増している新たな働き方「クラウドソーシング」。
クラウドソーシングとは、企業がクラウドソーシング会社に依頼した文章作成などの仕事を、クラウドソーシングサイトを介して、登録している方々が手軽にその仕事を受注できるシステムのこと。クラウドソーシングでは、好きな時間に好きなだけ働けるためフリーランスの方だけでなく子育て中の主婦や働き先の少ない地方在住者、就職活動中の学生なども、時間を有効に使って働くことができる。
クラウドソーシングでは、さまざまな業種のさまざまな仕事を受注することができる。今回は、ヒューマンアカデミーが提供中の講座で学べる、クラウドソーシングのWEBライティングに特化した資格「WEBライティング技能検定」にスポットを当ててみたい。
「WEBライティング技能検定」
「WEBライティング技能検定」とはいったいどのような資格なのだろうか。
同協会によれば、WEBライティングのスキルを「見える化」することにより、クラウドソーシングにおいて仕事を発注する側、仕事をする側双方にメリットが生まれるという。
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試験傾向について
「WEBライティング技能検定」の試験ではどのような問題が出題されるのだろうか?
「WEBライティング技能検定」本試験で出題されるのは、4択の択一問題50問と文章能力を問う300~400文字程度のライティング問題4問の計54問で構成されている。ライティング問題の採点は文法の正しさだけではなく、“クラウドソーシングのライティング案件で承認されやすい文章表現かどうか”も採点基準になるという。
試験時間は90分。ライティング問題に余裕を持って解答するためには、事前の対策がある程度必要かもしれない。
資格取得のメリット
そして、試験に合格すると取得できるのが「WEBライティング実務士」の資格。資格取得者は大手クラウドソーシングサイトで報酬アップなどの特典を受けることができ、クラウドソーシングの活動の後押しになる。登録をするだけで仕事ができるクラウドソーシングサイトだが、「より多く稼ぎたい」「効率よく働きたい」と考えるならばぜひとも取得しておきたい資格である。
一般的なクラウドワーカーとWEBライティング技能検定合格者の収入
一般的に、クラウドワーカーは、どの程度の収入を得ているのだろうか?
中小企業庁が作成した「クラウドソーシングの類型」によると、簡単な作業で成果物を提出する「マイクロタスク型」の1件あたり報酬は「数円から数百円」。決まった成果物を提出する「コンペティション型」の場合は「数千円から数十万円」となっている。
では、実際に取り組まれいてる方のケースを見てみよう。これまでライティングの経験はなかったものの、副業として育児や家事の合間にライティングを始めた主婦のAさんによれば、クラウドソーシングでの初月の収入は1,000円程度だったそうだ。
そんな彼女は「WEBライティング技能検定」を受験。入念な準備の末に合格し「WEBライティング実務士」となった。その結果、それまで月平均数千円程度だったクラウドソーシングでの収入が、今では月50,000円程度にアップしたという。
以前よりアップしたとはいえ、決して大きな額ではない「1ヶ月50,000円程度の収入」だが、主婦が子育てや家事を行う中、自宅で空いた時間を使い働いたことを踏まえれば、立派な金額ではないだろうか。育児中の主婦にとっては、時間を拘束されるアルバイトに出かけるより多くのメリットがあるに違いない。
「WEBライティング実務士 」となり、1ヶ月に50,000円程度の収入を得る主婦の方のケースを紹介したが、より多くの時間を仕事に割ける環境の方なら、さらに多くの収入を得る可能性が高まるだろう。
※参考 「WEBライティング技能検定取得してクラウドソーシングで5万円稼いでいます!の主婦ブログ」
クラウドソーシングで一層働きやすく
新しい働き方として、世の中に定着しつつあるクラウドソーシング。今回紹介した「WEBライティング技能検定」などで資格を取得することで、より充実した働き方が可能になりそうだ。