3日、株式会社東急文化村が運営するBUNKAMURAは、第25回BUNKAMURAドゥマゴ文学賞に武田砂鉄氏(32)の『紋切型社会 言葉で固まる現代を解きほぐす』(2015年4月 朝日出版社)が受賞したと発表した。
武田氏は「CINRA.NET」「SPA!」等で連載を持つ文筆家で、『紋切型社会』は同氏初の単著。選考委員の藤原新也氏は選評で「私はこの本を読みながら昔読んだレヴィ・ストロースの『悲しき熱帯』やマルセル・モースの『贈与論』のことが脳裏を過った」と同作を評価した。
10月19日に受賞式が行われ、正賞のスイス・ゼニス社製時計と副賞100万円が武田氏に贈られる。