アジア最高峰のレースに出場
10月18日、宇都宮市森林公園(栃木県宇都宮市)で開催される「2015ジャパンカップサイクルロードレース(以下、ジャパンカップ)」。世界のトップサイクリストが競うアジア最高峰の自転車競技レースであり、今年で24回目となる同大会。国内外から訪れた大勢の観客が沿道に詰めかけることが予想されている。
1型糖尿病を持つ選手で構成されたチーム
自転車競技ファンの注目を集める同大会に、“1型糖尿病を持つ選手からなる世界初のプロサイクリングチーム”プロサイクリングチーム「チーム ノボ ノルディスク」の参戦が決定した。
生活習慣とは無関係に「自己免疫性疾患」等が原因とされ、膵臓からインスリンが分泌されず毎日数回のインスリン注射が必要な「1型糖尿病」。同チームの選手たちは、自身の糖尿病をコントロールしながら、世界各地のトップレースに出場し活躍している。
2度目の参戦
昨年、初めて「ジャパンカップ」に参戦した同チーム。今年は、ニコラ・ルフランソワ、ハビエル・メヒヤス、アンドレア・ベロン、シャルル・プラネ、マルティン・フェルスホールの5人が来日し、18日のロードレースのほか、16日のチームプレゼンテーション、17日のクリテリウムにも登場する。
「チーム ノボ ノルディスク」のミッション
2012年の結成から「糖尿病とともに生きる人々を元気づけ、治療に積極的に取り組み、それぞれの人生の目標に向けて生きていくことを応援する」ことをミッションに位置づけている「チーム ノボ ノルディスク」。彼らの目標は2021年までの「ツール・ド・フランス」出場である。
昨年にはツール・ド・フィリピンでステージ優勝を飾るなど、著しい発展を遂げている同チーム。今回で2回目の参戦となる「ジャパンカップ」での活躍に注目したい。