商用ドローン世界最大手が開発――「ドローン技術を使った“ぶれない”カメラ」
DJI公式サイトより

動き回りながらでも撮影が可能

“高精度スタビライザー付き4Kカメラ”として、昨年11月にDJIから発売された「OSMO(オズモ)」。発表直後からウェブメディアを中心に話題となった同製品だが「どんなに動いてもカメラを水平に保つことができる」という機能を活用し、雪山など特殊な状況下で撮影された映像がYouTubeに数多くアップされている。

商用ドローン世界最大手が開発

「OSMO」を販売するのは、中国・深センに拠点を置くDJI(中国語では「疆創新科技有限公司」)。商用ドローンの世界シェア70%を占める企業で、2013年には日本でもオフィスを設立。昨年末には深センに800平方メートルもの旗艦店をオープンさせた。

ドローンの技術を応用

昨年10月に都内で行われた発表会で「地上での撮影の常識と、カメラの常識を変える」と同社の関係者が語った「OSMO」。手持ち型のカメラとして、三方向の振動を制御する「3軸スタビライズシステム」を初めて採用したという同製品にはドローンの開発で培った技術が応用されている。
片手での使用を前提とした「OSMO」ではグリップの上部にジンバル(1つの軸を中心として物体を回転させる回転台)とカメラを搭載。グリップの親指があたる部分にコントロールボタンが配置され、電動で角度を変える事ができる。

今回、PAGEVIEW編集部では「OSMO」本体を入手。今後、取材で活用するなかで、使用感を率直にレポートする予定である。

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