編集部訂正(2026年10月27日):2026年1月の体験会の記事です。糖化スコアを「若さ」の測定や疾病の診断と受け取れる表現、運動による効果の未検証の説明を改めました。取材写真と体験会の記録は保持しています。
株式会社ティップネスは2026年1月23日、メディア向けに「糖化度測定サービス」の体験会を開催した。
同社では2025年8月より、フィットネスクラブとしては初となる「糖化度測定」を全店で順次導入。今回のイベントは、その背景にある「糖化(AGEs)」への注目度の高まりや、具体的なサービスの仕組み、および関連する運動プログラムを解説する目的で行われた。
「体組成のコモディティ化」と新たな健康指標

冒頭、同社コンテンツ開発部副部長の小林知之氏が登壇し、サービス導入の背景を解説した。
小林氏は、フィットネス業界において体重や体脂肪率、筋肉量といった「体組成」の評価が一般化し、コモディティ化している現状を指摘。その上で、新たな価値として「健康寿命の延伸」と「抗加齢(アンチエイジング)」の重要性を挙げた。
体験会では、体重や体脂肪率だけでなく、日々の生活習慣を振り返るきっかけを提供したいというサービスの狙いが説明された。
同社が着目したのがAGEs(終末糖化産物)を指標とする測定である。ただし、測定値をそのまま「若さ」や「美しさ」の数値と解釈することはできない。
AGEsスコアは何を示すのか

続いて、同社コンテンツ開発部シニアスペシャリストの安田剛氏が、糖化のメカニズムと測定技術について解説を行った。
同社は、糖とタンパク質などが反応する糖化と、その過程でできるAGEsに関する説明を行った。本サービスのスコアは、生活習慣を考えるための参考情報として扱う必要がある。数値だけで老化の程度や特定の病気、将来の発症リスクを診断できるものではない。
同社が導入した機器は、指先に光を当て、蛍光をもとにAGEsスコアを推定する方式だ。採血せずに短時間で体験できることがサービスの特徴として紹介された。ただし、光学的な指標と血液検査の値は同じではない。
測定結果は機器の方式や条件を踏まえて読む必要があり、本記事は機器の精度や診断性能を独自に検証したものではない。
糖化対策プログラム「Ageless Mobi」

最後に、糖化対策を目的とした新レッスンプログラム「Ageless Mobi(エイジレス モビ)」のデモンストレーション。
体験会では、体幹や関節の動きに着目したプログラムとして紹介された。ただし、この実演だけでAGEsの減少、老化の抑制、病気の予防が確かめられたわけではない。特定の運動による医学的効果を本記事が保証するものではない。
同社は、測定と運動の体験を生活習慣への関心につなげたいとしている。参加者が受け取るスコアの意味と、医療としての検査・治療は区別したい。
メディア関係者が測定を体験

また、この日は参加したメディア関係者による糖化度測定の体験会が行われた。
測定手順は、アルコールで指先を消毒した後、専用のクリップ型測定器に中指を挟むだけ。数十秒から1分程度で測定が完了し、モニターには「AGEsスコア」と、同年代と比較した5段階のランク(A〜E)が表示される。
その場で出力される「糖化評価カルテ」には、測定結果だけでなく、過去の測定値との比較や、糖化リスクを高める生活習慣(食事内容、睡眠、ストレスなど)に関するアンケート結果に基づいたアドバイスも記載される。参加者は自身のスコアを確認し、日々の生活習慣と照らし合わせながら解説に耳を傾けていた。
・糖化度(AGEs)測定 | ティップネス
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