日本企業が「遺伝子検査キット」をインドネシア、ベトナム等、アジア諸国で提供開始

近年、GoogleやAmazonなど巨大企業がこぞって参入している「遺伝子解析ビジネス」。11月中旬、日本企業が「民間向け遺伝子検査キット」の販売をアジア諸国を対象に開始した。

香港、シンガポール、台湾、マレーシア、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナムの一般消費者に向け、遺伝子検査キット「GeneLife Genesis」の販売をウェブで開始したのはジェネシスヘルスケア株式会社(東京都渋谷区)。日本企業が海外で「民間向け遺伝子検査キット」を販売するのは初めて。

「GeneLife Genesis」では359の項目から「疾患リスク」や「遺伝的特徴」を解析。同社によれば、東アジア人の遺伝子データを多く保有しているほか、アジア人の遺伝子特有のカスタムチップを自社で開発しており、今回のアジア展開に至ったという。先日オープンした東アジア向けの販売サイトは英語表記となっている。

来年以降インドと中国での展開も予定しているという同社。今年で設立11年を迎える“遺伝子解析の老舗”が、Google、Amazon、Yahoo!といった遺伝子ビジネス“新規参入組”とどのような形でサービスを差別化していくのか、ビジネス面でも注目したい。

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