人工知能は人間の仕事を奪う?日本人ドキュメンタリー監督が「ファーウェイ」を直撃!
【日本語字幕】「5GやAIは人の仕事を奪うのか?」世界トップを走るHUAWEIが導いた答えは?【ファーウェイ100面相-Ep.2】 - YouTube

 オックスフォード大学のマイケル・オズボーン教授が論文「雇用の未来(THE FUTURE OF EMPLOYMENT:HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION?)」で「20年以内に働き手の47%がロボットに代替される可能性がある」と言及し、世界中で議論の的となった「人工知能(AI)時代の人間不要論」。

いまだ答えの出ない「AI脅威論」

 日本でも大きな関心事となり「人工知能が変える仕事の未来」(野村直之/日本経済新聞出版社刊)、「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」(新井紀子/東洋経済新報社刊)など関連書籍が話題となったが、2013年の論文発表から7年を経た現在も「人工知能が人間の仕事を奪うのか」は、明確な答えが出ていない。

 こうした「AI脅威論」に中国の巨大企業・ファーウェイへの取材を通して正面から取り組んだドキュメンタリー映像が注目を集めている。

日本人ドキュメンタリー監督がファーウェイを直撃取材

 その作品は今年3月に中国在住の日本人ドキュメンタリー監督・竹内亮氏が自身のYouTubeチャンネルに投稿した「『5GやAIは人の仕事を奪うのか?』世界トップを走るHUAWEIが導いた答えは?」と題した約30分の動画。英語・中国語字幕版と日本語字幕版が公開され、3ヶ月間で合計180万再生のヒット動画となっているのだ。

 竹内氏はNHK「世界遺産」やテレビ東京「ガイアの夜明け」「未来世紀ジパング」を手掛けていた元テレビマン。2013年の中国移住後、中国語でドキュメンタリー番組を製作・配信している。

 この動画はスマートフォン、タブレット、スマートウォッチなどで世界的シェアを誇りながらもメディアに露出する機会が少ないファーウェイの社内を密着取材する「ファーウェイ100面相」の第2弾。

「ファーウェイ100面相」は2020年6月末現在で3作品が公開され、エピソード1の「ファーウェイで働く欧米人社員が内部から見るアメリカの制裁とは?」、エピソード3「ファーウェイは誰が操っているのか?会社をコントロールするものは一体?」とあわせ550万再生を超えている。

【中英字幕】ファーウェイで働く欧米人社員が内部から見るアメリカの制裁とは?【ファーウェイ100面相 ep.1】

【中英字幕】ファーウェイで働く欧米人社員が内部から見るアメリカの制裁とは?【ファーウェイ100面相 ep.1】

 同社が本社を置き、世界屈指のIT拠点として知られる広東省深セン市で取材を敢行した竹内氏。深セン空港の保安検査場で導入されているAIシステムや、埠頭で進んでいる無人化の取り組みを取材した上で「5GやAIは人の仕事を奪うのか?」との疑問を抱き、ファーウェイの郭平輪番CEOを直撃。

「テクノロジー企業は様々な業界が価値を産む『ツール』」

現在の「情報通信技術(ICT)の定義」として「現場のプロを助ける存在」と指摘した郭輪番CEO。AIや5Gを取り扱うテクノロジー企業は「ツール」であるとして、「様々な業界がツールを使うことにより新たな価値が生まれる」とテクノロジーの意義を竹内氏に語る。
 
 AI時代のヒントに富んだ竹内氏の「直撃取材ドキュメンタリー」。今後の作品にも注目したい。

 (PAGEVIEW編集部)

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