ドイツのデュッセルドルフで1876年に創業した化学・消費財メーカーのヘンケル。
世界シェアNo.1を誇る接着剤ブランド「ロックタイト」等を提供する「アドヒーシブ テクノロジーズ(接着技術)事業部門」、家庭用洗剤等の「ランドリー&ホームケア事業部門」、ヘアカラーやオーラルケア商品等を製造する「ビューティーケア事業部門」の3部門を世界125カ国で展開する多国籍企業として知られている。
そんなヘンケルがグローバルで注力しているのがSDGsとサステナビリティについて子供たちにレクチャーする「サステナビリティクラス」だ。
ヘンケルジャパンが「サマー サステナビリティクラス2021」を開催
8月4日、日本法人であるヘンケルジャパン株式会社はオンライン授業「サマー サステナビリティクラス2021」を開催。
同社が取り組むサステナビリティ活動の紹介に加え、東京海洋大学名誉博士のさかなクンが「海洋汚染が及ぼす海洋生物への影響」についての特別講義を行い、ヘンケルジャパンの社員とその家族(幼稚園・保育園~中学生)100名以上がZoomを通して参加した。
オンライン授業の冒頭、同社の浅岡聖二社長が挨拶。「海をいかに綺麗に保つか、海の汚染をいかに防ぐかは、とても大切で緊急の問題となっています」と参加する子供たちに語りかけた。
「ヘンケルのサステナビリティ活動」とは
続けて「ヘンケルのサステナビリティ活動」についての紹介。
「接着技術事業部門のサステナビリティ」の具体的事例として、プラスチックストローよりも環境への影響が少ない紙ストローを製造するための「紙ストロー用 水系接着剤」に加え、ペットボトルを廃棄する際に正しく分別できるようラベル部分に使用されている「ホットメルト型接着剤」について浅岡社長が解説した。
また「ビューティーケア事業部門のサステナビリティ」に関する説明では、同社のビューティーケア事業部門 リテールマーケティング部の周冬晴さんが「100%リサイクル可能で再利用可能なパッケージ」を目指す取り組みなどを紹介。
カナダの社会的企業・プラスチックバンクと協力して行っている「海へのプラスチックごみ流入を防ぐ取り組み」について、同社広報室の小野尾秀美さんが解説した。
そして、いよいよさかなクンが登場。
さかなクンの「3つの約束」
色鮮やかなイラストをホワイトボードに描きながら、環境汚染が魚や海の生き物たちにどのような悪影響を与えているのかをユーモアたっぷりにレクチャーし、画面越しの子供たちに「食べ物を感謝して食べよう」「マイバッグを持とう」「ごみは決められた場所に捨てよう」と「3つの約束」を語りかけた。
こうして幕を閉じた「サマー サステナビリティクラス2021」。Zoomの画面に映し出される子供たちの興味津々の表情が印象的なオンライン授業となった。
(PAGEVIEW編集部)