南国の楽園・ハワイ――日本で観光渡航が自由化された1964年、「第1回ハワイダイヤモンドコース旅行団」として募られた7泊9日ハワイツアーの費用は当時の国家公務員・大卒初任給の約19倍となる36万円だった。あれから51年、かつて「一生に一度」の憧れの島だったハワイは気軽に行ける「身近な楽園」となった。
そんなハワイの魅力について、日本ハワイアンビューティ協会がお届けする連載コラム「ハワイアンビューティのすすめ」。二回目はHawaiian Beauty公認インストラクター・瀬川直美さんによる「ハワイをおすすめする理由」と「イルカとの触れ合い」について――
素敵なハワイの「モノ」と「コト」
かれこれうん十年前、初めてハワイを訪れる前までは、「どうして日本人は、こうもハワイハワイっていうのかしら?騒ぎすぎじゃないの?」と正直思っていました(笑)。でもひとたびハワイに行ってみたら、「これは日本人が好きになるわ」と納得したものです。なぜなら日本人が大好きなモノ&コトがいっぱいあるから。
きれいで明るい海、日差し、すがすがしい空気とのんびりした雰囲気。特にオアフ島においては、自分たちだけであちこち動き回れるアクセスの良さ。日本人の口に合う食べ物とおしゃれな商品の数々。子供からおじいちゃん、おばあちゃん、一人旅、女子旅、ファミリー、カップルと誰でも楽しめる場所、店、観光ポイントとアクティビティ&サービスがある懐の広さ。そして、それらが容易に手配できて、英語ができなくても後ろめたさを感じないところ(ここ、重要!)もハワイのよさではないでしょうか。私はこれまで、アメリカ本土、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、アジア、色々な島々など、数えてみたら13カ国ほど海外を旅しましたが、やっぱりなんだかんだいっても「一度はハワイ行ってみてください!」とおすすめせずにはいられません。他の国に旅行に行くと「ハワイだったら楽ちんにできるのになぁ…」と思うこともしばしばです。
ハワイ情報収集法
ハワイの最新情報は、TVはもちろん、いまはインターネットでいくらでも入手できるのも便利ですね。最近は、BS放送の番組も充実してきて、ハワイに関する話題をTVで見られない日はないくらい。次にハワイを訪れる時に備えて、情報収集はかかせません。私はハワイについての情報番組を少なくとも毎週3本はかかさず見ています。おそらく、番組を作っているスタッフの方(特に偉い方!)も、ハワイが好きなんでしょうね。仕事でハワイに行けるなんて羨ましい限りです。
時間の過ごし方
さて、ハワイでの過ごし方は、ホノルル動物園に行って、まったりゆっくり色々な動物を見てすごすのはいかがでしょうか。また、自然や動物が好きな方なら、映画「ジュラシックパーク」の撮影現場でもあったクアロア牧場での乗馬アクティビティも素敵な時間を過ごせます。
イルカと触れ合うプログラム
そして、特におすすめなのは、ホームページから日本語でも簡単に申し込めるシーライフパークで、イルカの背びれにつかまって一緒に泳ぎ、イルカと触れ合えるプログラムです。ここでは、プールの中でイルカと一緒に泳ぐので、波がなく、泳ぎが少し苦手な方でも安心。インストラクターの方の指示にしたがって、イルカに触ったり、一緒に泳いだりするのはとても楽しく、最初は緊張していた参加者たちの表情も、次第に全員が笑顔になっていくのです。つぶらな瞳で賢そうなイルカの目、動き、流線形の姿形に人は癒されるといいますが、私は、イルカの鳴き声に癒しの効果を実感しました。イルカは仲間と音波を使ってコミュニケーションしているそうですが、その音波に秘密があるのでしょうか?イルカの鳴き声を聞いた私は、なぜか自然と涙が溢れ、なんとも言えない清らかな気持ちになるという経験をしました。
もし、このプログラムを体験する機会があったら、みなさんも、ぜひ、水中から聞こえてくるイルカの鳴き声に耳を傾けてみてください。
瀬川直美(Hawaiian Beauty公認インストラクター)