南国の楽園・ハワイの魅力について、日本ハワイアンビューティ協会がお届けする連載コラム「ハワイアンビューティのすすめ」。11回目の今回はHawaiianBeauty公認インストラクター・小竹理枝さんによる「タイムシェア」について――
タイムシェアという選択肢
ハワイを一度訪れると、その魅力に魅せられて、それから何度も訪れるリピーターになる方が多いです。日本からハワイへの観光客はおよそ150万人。その8割が2回以上、6割が3回以上のリピーターです。出来れば毎年ハワイに「帰りたい…」と思う方もいると思います。独りで行くのなら自分だけの旅費で済みますが、やっぱりハワイは大勢で、家族、気の合う友人、恋人と行く方が楽しみも増すはずです。もし、毎年家族でハワイに行きたいのであれば、この先どれくらいの旅行代金がかかるのか?そんな計算をしたことがありますか?
家族4人だとすれば、安いシーズンを選んで行っても、軽く50万円以上はかかってしまうのではないでしょうか。滞在日数も、長くて5泊7日が限度かなって思います。色々工夫して安く泊まれるホテルを探すという手もありますが、「やっぱりこの先ずっとハワイに行きたい!」と心に決めた私は、思い切ってタイムシェアの購入を決断しました。
タイムシェアとは、ある一定の期間にそのコンドミニアムに宿泊できる「権利」のことで、ハワイ州の不動産と同じ価値を持っています。購入する部屋や期間によってランクがありますが、私が購入したのは2ベッドルーム1リビングの部屋で、年末年始は除くという条件のものです。2010年の年始にハワイに旅行した際に、ヒルトンハワイアンビレッジの中の新しいコンドミニアムである「グランドワイキキアン」がちょうど販売され始めた時でした。モデルルームを見てすぐに気持ちが動いてしまいました。
暮らすように過ごせるハワイ
一般のホテルと違い、コンドミニアムでの滞在は「暮らすように過ごせるハワイ」を感じることが出来ます。部屋にはキッチンはもちろんのこと、調理器具や食器類、レンジにコーヒーメーカー、洗濯機や乾燥機も完備しています。マーケットで新鮮な食材を購入して料理をつくり、自宅同様のゆっくりくつろぎながらの食事も楽しめます。
ヒルトンのタイムシェアオーナーは、ヒルトンハワイアンビレッジ内にあるホテルのプールに、どこでも無料で入ることができます。ワイキキビーチに面したプールはもちろん素敵ですが、カリアタワーにあるプールはあまり人がいない穴場で、ジャグジーもありおすすめです。またホテルの施設内のジムなども利用することが可能です。つまり、ホテルの宿泊客と同じサービスを受けることが出来るということです。
宿泊の予約は、オーナー専用のウェブサイトからオンラインで可能です。リアルタイムで空き情報を見ることが出来ます。もし、行きたい時期に部屋が空いていない場合は、ビレッジ内の他のコンドミニアムに宿泊することもOKです。私はカリアタワーに宿泊したことがありますが、広さは充分でした。
タイムシェアのもうひとつの魅力
ヒルトンのタイムシェアでは、オーナーになると毎年ポイントが与えられます。そのポイント内で宿泊できる場所であれば、世界中のヒルトンのタイムシェアに宿泊することができます。例えば、今年はハワイではなくて他の国に行きたいと思えば、オーナーサイトでは全世界のコンドミニアムの空き情報が検索でき、そこから予約することもできます。私はポイントを使い、ハワイ島、グアム、ニューヨーク、中国のコンドミニアムを利用して旅行しました。ちなみに、ニューヨークのヒルトンのコンドミニアムは57ストリートにあり、5番街のすぐ近く。タイムズスクエアやブロードウエイにも歩いていくことができる便利な場所にあります。
このように、航空チケットさえ手配すれば、宿泊料金を気にせずに、世界中を旅することが出来るようになるのも、タイムシェアの魅力のひとつだと思います。とは言いながら、ハワイにのんびり滞在するのが、やっぱり一番ですけどね。
小竹 理枝(Hawaiian Beauty公認インストラクター)
小竹理枝さんらHawaiian Beauty公認インストラクターが講師を務める『ハワイアンビューティリーダー講座』は、都内・横浜で開催中です。詳しいスケジュールは、こちらを御覧ください。