2004年にサービスを開始し、宅配釜飯市場でシェアナンバーワンとなった宅配御膳「釜寅」。
これまで飲食店でオーダーする際は出来上がりまで時間がかかることがネックだった釜飯だが、釜寅では出前のシステムを導入したことで「配送時間」のなかで「蒸らし時間」を有効活用することに成功したという。
「御膳スタイル」誕生の背景に「あの名古屋グルメ」
そんな釜寅の「独自スタイル」誕生の背景には「あの名古屋グルメ」の存在が――
運営企業である株式会社レストラン・エクスプレス(現 株式会社ライドオン・エクスプレス)が事業の検討を進めていたサービス開始前、「釜飯単品の商品展開ではご飯や具材の量が多く味が単調で飽きられてしまうのでは」という懸念があったとのこと。
そんななか、同社の江見朗社長が名古屋名物「ひつまぶし」から着想を得て誕生したのが、釜寅の代名詞である「御膳スタイル」だ。
釜飯に「おだし」と「薬味」をかけて3回の「味変」を楽しめる「御膳スタイル」を採用し、ブランド名も「宅配御膳」とネーミング。釜飯で「一人前の御膳をじっくり味わえる」という、日常のなかでの「少し贅沢な食事シーン」としてのイメージを確立し、幅広い世代の消費者の根強い支持を獲得するに至った。
釜寅の「美味しさの秘訣」を分析
今回、PAGEVIEW編集部では釜寅の「うなぎまぶし」「釜飯五目」「三宝釜飯」の試食に参加。美味しさの秘訣を分析した。
うなぎまぶし(税込2138円)
最初にそのまま食べた後、お茶漬けにすることで多彩な味覚を堪能できる「うなぎまぶし」。専門店のものと肩を並べる上質なうなぎの美味しさに加え、おだしをかけることで米の味わいも際立つように。2138円という価格もオトクに感じられる逸品で、人気ナンバーワンも納得できる。
釜寅五目(税込1501円)
エビ・しいたけ・タケノコ・ホタテ・銀杏・にんじん・鶏肉などが入った「釜寅五目」。どの具材も新鮮で、とりわけシャキシャキのタケノコが絶品。ボリュームも十分で満足度は極めて高い。
三宝釜飯(税込1922円)
高級食材である蟹・ウニ・イクラをふんだんに使っている「三宝釜飯」。海鮮の旨味と「おだし」が絶妙にマッチし食が進む。「うなぎまぶし」と同様に「オトク感」あふれる逸品。
まだ終わりの見えないウィズコロナの時代。自宅や職場で贅沢な食体験を楽しめる釜寅はさらに人気を集めそうだ。
(PAGEVIEW編集部)