Be supporters!が「敬老の日」企画  Jリーグ18クラブが高齢者の「格言」をポスターに!

サントリーウエルネスとJリーグの「Be supporters!」が新企画。高齢者の応援メッセージを写真とともにポスターにし、スタジアムや商店街などに掲出する。

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「人生の先輩からのエール」のポスター例(12クラブ)。画像提供:サントリーウエルネス

サントリーウエルネスは9月8日、Jリーグと進める「Be supporters!(ビーサポーターズ)」の新企画として、「人生の先輩からのエール~“格言”ポスター編~」を実施すると発表した。9月21日の敬老の日に合わせ、地域の高齢者が寄せた言葉と本人の写真を組み合わせたポスターを、Jリーグ18クラブが各地で掲出する。

掲載するのは、高齢者施設で暮らす人たちから選手やクラブに寄せられた応援メッセージである。その中から、若い世代を含む幅広い人に届けたい言葉を各クラブが選んだ。掲出先はスタジアム内にとどまらず、商店街やスポーツカフェなども予定している。

横断幕に集まった約1万6000件のエールを、新たな形に

もとになった「人生の先輩からのエール」は、2022年から毎年、敬老の日に向けて行われてきた取り組みだ。各地のJクラブが地域の高齢者施設で応援メッセージを集め、横4メートル、縦1メートルの横断幕を制作。9月のホームゲームで掲げてきた。

同社によると、2022年からこれまでに集まったメッセージは約1万6000件に上る。今回初めて行うポスター企画は、そうした応援の言葉を、試合会場以外でも目にする機会をつくるものだ。選手を励ます言葉や、長い生活の中で得た実感を、発信した人の表情とともに紹介する。

「よう頑張ってるやん!」 写真と手書きの言葉を掲載

公表されたポスターには、クラブのユニフォームや応援グッズを身につけた高齢者の姿が並ぶ。京都サンガF.C.のポスターでは、101歳の女性が笑顔を見せ、「よう頑張ってるやん!」と関西の言葉で呼びかけている。

モンテディオ山形のポスターは、今は走ることができなくても、心は走りながら応援しているというメッセージを掲載。FC町田ゼルビアでは、厳しい練習を乗り越えた先に勝利があるという言葉が添えられた。励まし方は一様ではなく、ねぎらい、日々の積み重ねへの助言、クラブとともに勝利を待つ思いなど、それぞれの視点が表れている。

ポスターの配色は各クラブによって異なり、写真と手書きの文字を大きく配置している。共通して掲げる言葉は「#人生の先輩からのエール」。クラブへの応援を出発点に、スタジアムを訪れる人だけでなく、街でポスターを見る人にも言葉を届ける構成だ。

山形から沖縄まで18クラブが参加

参加するのは、モンテディオ山形、いわきFC、福島ユナイテッドFC、栃木SC、FC町田ゼルビア、東京ヴェルディ、横浜F・マリノス、横浜FC、清水エスパルス、FC岐阜、京都サンガF.C.、奈良クラブ、セレッソ大阪、愛媛FC、カマタマーレ讃岐、アビスパ福岡、ギラヴァンツ北九州、FC琉球OKINAWAの18クラブである。

9月8日の発表資料では、このうち12クラブのポスターを紹介した。福島ユナイテッドFC、横浜F・マリノス、横浜FC、セレッソ大阪、カマタマーレ讃岐、ギラヴァンツ北九州の6クラブについては、各クラブから後日公表するとしている。具体的な掲出期間と場所はクラブごとに異なり、各クラブへの確認が必要となる。

東京ヴェルディは9月13日に展示とTシャツ抽選会を予定

東京ヴェルディは9月13日、ジェフユナイテッド千葉とのホームゲームに合わせ、味の素スタジアムのアジパンダ広場に「Be supporters!ポスター企画ブース」を設ける予定だ。制作したポスターを展示するほか、ポスターと同じ高齢者の言葉を載せた「Beサポ!格言Tシャツ」が当たる抽選会を行う。

抽選会は14時30分からで、当選者にはTシャツを1枚ずつ無料で渡す。用意するのは100着で、なくなり次第終了となる。試合のキックオフは18時の予定だ。

クラブの案内では、抽選への参加にはBe supporters!公式Xアカウント(@Be_supporters)のフォロー画面をブースで提示する必要がある。参加は1アカウントにつき1回で、TシャツはLLサイズのみとなっている。

高齢者が地域のクラブを応援する活動、約250施設に

Be supporters!は、サントリーウエルネスとJリーグが2021年から全国で進めている活動で、「Beサポ!」とも呼ばれる。高齢者施設で暮らす人や認知症のある人などが、地元クラブのサポーターとして応援に参加する。日常生活で支援を受けるだけでなく、自らクラブや地域を支える役割を持ち、心身の活力につなげることを目指している。

同社によると、2025年時点で参加は全国約250施設、延べ約1万5000人に広がった。好きな選手ができたことをきっかけに周囲との交流が増えた90代女性や、選手に生涯サッカーを楽しむようエールを送った107歳女性、別のクラブに移籍した応援する選手に施設職員と会いに行った80代女性の事例も紹介している。

今回の企画でポスターの中心に立つのは、選手ではなく、その選手を応援してきた地域の高齢者である。横断幕に託してきた声を街中にも掲げることで、応援を送る一人ひとりの姿と言葉を、より広い場で伝える取り組みとなる。