「ハワイアンビューティのすすめ」vol.16 野生のマンタ観察ツアー

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南国の楽園・ハワイの魅力について、日本ハワイアンビューティ協会がお届けする連載コラム「ハワイアンビューティのすすめ」。16回目の今回は日本ハワイアンビューティ協会代表理事・しらいあきらさんが紹介する「野生のマンタ観察ツアー」――

“マンタポイント”としてのハワイ島

ハワイ8島の中で最も大きな島であるハワイ島は、ダイバーの憧れと言われる野生のマンタにほぼ確実に出会える、世界でも珍しい“マンタポイント”でもあります。

巨大な翼(?)を優雅に羽ばたかせながら泳ぐ姿が特徴のマンタ。おとなしく、好奇心が旺盛で人懐っこい性格で、平均すると3〜5m、最大では8mを超えるまでに成長する、魚類の中では最大級の大きさです。一方で、その数は魚類の中では最も少ないと言われている、希少な生物でもあります。そんなマンタを、ハワイの夜の海で観察できるツアーに参加してきました。

夜の観察ツアー

夕方17時、コナの街から車で10分ほどの小さなハーバーに集合です。今回お世話になったのは、アロハコナツアーズさん。日本人経営のツアー会社の中では経験数が最も多く、確実にマンタを見られるポイントの選択はもちろん、安全面などの配慮もしっかりしていますから安心してお任せできます。今回は社長自らボートを操縦して、ご案内いただきました。

まず、ウェットスーツとスノーケルセットが配布され、注意事項をお聞きします。マンタは大きな口を持っていますが、おとなしく、噛みつきもしなければ、尾ヒレで刺すこともないし毒もない、とのこと。運が良ければ、手の届くところまで近寄ってくることもありますが、野生のマンタですから触れてはいけません。それと、乗り物酔いをする方は酔い止めの薬を事前に飲むようにしておきましょう。
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さて、夕暮れ間近に出港。この日のコナは夕方近くから急に雨模様になりましたが、この時間にはなんとか回復してくれました。少し波が高く、揺れもありましたが、水平線に沈む夕日も堪能できて、とても気持ちの良いクルージングです。

マンタポイントまでは約40分。LED照明がついたフロート(浮具)を浮かせ、それに捕まりながら海中を観察するので、夜の海でも怖くはありません。これなら泳ぎに自信がなくても大丈夫。

マンタの群れに遭遇

LED照明を点けると、そこに動物性プランクトンが集まってきて、それを食べにマンタが集まってきます。青い光は、幻想的に海中を照らしだします。海に入って数分も立たないうちに…やってきました!ゆっくりと泳ぐマンタが、1匹、2匹と。気がつけば周りに10匹以上のマンタの群れが!大きな口を開けて、宙返りをするように旋回します。私たちの目には見えませんが、ハワイの海に育まれた美味しいプランクトンを堪能しているのです。そして食べるのに夢中なのか、本当に私たちの身体のすぐそば、間違ってぶつかってしまいそうな距離までやってきます。
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マンタの背中は黒く、腹側は白色で斑点があります。この斑点の模様で個体を識別できるそう。ガイドさんのお話では、新しく生まれた子供のマンタの腹の模様を写真に収め、それが初めての個体と認められると、そのマンタの命名権が与えられて、好きな名前を付けられるそうです。

青い海の光の中、たくさんのマンタが泳ぐ姿を見ていると、雄大な自然との距離が近くなるように感じられます。ハワイの人々は、昔から自然や大地の力(マナ)を信じ、怖れ、大切にしてきたといいます。それは、いつも自然の力強さをこれほどまでに間近で見て、触れてきたからなのかもしれません。ハワイの夜の海につつまれながら、少しだけハワイアンの気持ちに近づけたような、そんな気がする貴重なひとときでした。

しらい あきら(日本ハワイアンビューティ協会代表理事)
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※ハワイアンビューティ協会では、ハワイをテーマにした癒しと美・健康の教養講座等の講師となるHawaiian Beauty®公認インストラクターの育成を行っています。資格についての詳しい情報は公式ホームページを御覧ください。

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