「テレビ視聴」に関する調査結果発表 広い世代で“テレビ離れ”進む
写真:NHK放送文化研究所HP

 NHK放送文化研究所は7日、全国の16歳以上の男女3600人を対象に行った「テレビ視聴」に関する調査の結果を発表、多くの世代で“テレビ離れ”が如実に現れる結果となった。

 「日本人とテレビ 2015」と題し、2010年以来5年ぶりに今年2月末から3月前半にかけて実施した今回の調査。「テレビ視聴時間」に関する質問では、前回調査に比べ「ほとんど、まったく見ない」と答えた人が20代(前回8%、今回16%)、30代(前回8%、今回16%)、40代(前回3%、今回6%)、50代(前回2%、今回6%)、60代(前回2%、今回3%)で増加した。

 また「テレビに対する意識」についての質問では「好きな番組でも、毎回決まった時間に見るのは面倒」であると答えた人が全世代平均で増加した一方、「テレビを見るのが大好きだ」「話題になっている番組は見たい」にあてはまると答えた人は全世代平均で減少した。

 「メディア別接触頻度」に関する調査では、2010年に比べ「テレビに毎日接触する」人が84%から79%に減少したのに対し、メールを除く「インターネットに毎日接触する」人が27%から38%と大幅な増加を見せた。「本に毎日接触する」人は12%から11%と大きな動きはなかった。

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