パナソニックセンター東京で開催 D&Iイベント第5弾「マンガのちから」レポート

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 9月7日、「マンガのちから」トークセッションが有明のパナソニックセンター東京で行われた。

 パナソニック株式会社が主催する同イベントは今年3月から行われている「DIVERSITY&INCLUSION(D&I)」の第5弾。

 「いろんな価値をいくつもの価値へ」を掲げる「D&I」では、オリンピアン・パラリンピアンとともに「多様性」について話し合う「未来のスポーツ -500 Days to Go!-」(4月13日実施)や、言語や障害の有無にかかわらず楽しめる「インクルーシブスポーツ」について考える「Let’s make original New MO!~東京2020パラリンピック開催まであと1年!~」(8月24日実施)など、毎回ユニークなテーマを設定。

 今回の「マンガのちから」では、日本を代表する文化であり、いまや「MANGA」として世界共通語にもなったマンガを通じて、D&Iの考え方をレガシーとして根付かせることを目指して実施された。

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 トークセッションのゲストは、セインズベリー日本藝術研究所で研究担当所長を務めるニコル・クーリッジ・ルマニエールさんとマンガ「弟の夫」「僕らの色彩」などの作品が海外でも絶賛される“ゲイ・エロティック・アーティスト”の田亀源五郎さん。

 イギリス・大英博物館で「マンガ展」のキュレーターを務めたニコルさん。こうの史代が広島への原爆投下をモチーフに描いた「夕凪の街 桜の国」について触れるなか「マンガは楽しいこと(だけ)じゃなくて『マンガを通して感じさせる』『マンガを通して体験できる』ことが“マンガのパワー”」と指摘した。

 自身の作品が海外版に翻訳された経験をもとに「国内外の“マンガ環境”の違い」を明かした田亀さん。来年の東京五輪について期待することを司会者に問われ「ダイバーシティがオリンピックという機会を通じて行き渡るといいなと思っています」と語った。

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 トークセッションに次いで行われたのが一般参加者を交えたグループセッション。「マンガのちから」の可能性についてテーブルを囲み、活発なディスカッションが繰り広げられた。
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 参加者のひとりは「引っ込み思案だった学生時代に『他人とのコミュニケーションの方法』をマンガに教わった」と振り返り「これからもマンガから学ぶことは多いはず」と話す。

 幅広い年齢の観客が立ち寄った今回のイベント。会場のパナソニックセンター東京で開催されている特別企画展「SPORTS×MANGA」(9月29日まで開催)とあわせて大盛況となった。

(文・PAGEVIEW編集部)

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