「ハワイアンビューティーのすすめ」vol.8 “Hawaiian Time”

南国の楽園・ハワイの魅力について、日本ハワイアンビューティ協会がお届けする連載コラム「ハワイアンビューティのすすめ」。8回目となる今回は、第3回の「Life with ALOHA」を執筆されたHawaiian Beauty公認インストラクター・賀茂玲子さんによる“Hawaiian Time”について――

“Hawaiian Time”

“Hawaiian Time”というフレーズを聞くと、どんなイメージを浮かべるでしょうか。

「時間がゆっくり流れる。」「ゆとりのある時間。」という、プラスのイメージ。逆に、「時間にルーズ。」「時間通りにすすまない。」など、ネガティブなイメージを持つ方もいるかもそれません。今日は、その「Hawaiian Time」について、私が感じたことや、現地で仕事をする方のお話をご紹介したいと思います。

ハワイに滞在すると、誰もが雄大な自然を肌で感じながら、いつの間にか、心も身体も緩んでいますよね。心地よい風や波の音、夕陽や星空の美しさ、自然が私たちにもたらしてくれるものは、数えきれません。それ以外にも、私たちをリラックスさせてくれるのが、ハワイで感じる時間の流れやその独特な空気感だと思います。
私は、ハワイに滞在中は「今日は、何日?」「今、何時?」と、時間の感覚を忘れてしまうことがよくあります。この感覚は何にも囚われず、自由に遊び回っていた子供の頃を思い出させてくれます。

このように、時間の感覚を忘れ、童心に帰らせてくれるハワイの独特な空気感はどのようにして生み出されているのでしょうか。

正しい時間に正しい場所にいること

ここからは、現地で働く日本人に聞いた話をご紹介します。

ハワイの方は「今日は良い波が来ているから、サーフィン日和だ!仕事は休みにしよう。」ということがよくあるそうです。待ち合わせしていた時間に来なかったり、開店しているはずの時間にお店に行っても、閉まっていたりすることもよくあること。「これぞ、Hawiian Time!時間にルーズだな。」と思うかもしれません。

しかし、ハワイの方にとって“Hawaiian Time”とは、「その人自身にとって、正しい時間に正しい場所にいること。
なのです。また、「日の出を眺めて、新しい1日を迎えられることに感謝をする。夕陽を眺めながら、今日を無事に過ごせたことに改めて感謝をする。良いことがあっても嫌なことがあっても、夕陽を眺めながら、その日1日をリセットする。
そんな時間なのだそうです。

そんな話を聞いて、自分自身を大切にしながらも自然の一部として調和をして生きているハワイならではのとても素敵な考え方だな、と新たなハワイの魅力を感じました。

どこにいても自分らしく“Hawaiian Time”を!

私は、“Hawaiian Time”は、どこにいても過ごすことが出来る時間(過ごし方)だと思います。

もちろん、「その人自身にとって、正しい時間に正しい場所にいること。」とは、仕事や、家族や友人と過ごす時間に自分勝手なことをすることを勧めているのではないですよ。
週に数時間でもいいので、自分の気持ちを知り、心からやりたいことをして過ごしてみる…そんなことを心がけてはいかがでしょうか。周りにどう思われるか、みんながやっているから、などは気にせずに、時間を忘れ、心から楽しんで過ごすことが、心と身体のリラックスに繋がります。そして、夕陽を眺めながら、自分らしく過ごせたことに感謝することができたら、とても幸せな時間ですよね。

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厳しかった暑さも和らぎ、暦の上では処暑です。夏から秋になる季節の移り変わりを感じながら、思うままに足を運んで、自分らしい“Hawaiian Time”=自分にとって正しい時間に正しい場所にいる、ということを実践してみるのもいいですね!

賀茂玲子(Hawaiian Beauty 公認インストラクター)

 

KamoReiko

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