「ハワイアンビューティのすすめ」vol.33 “The Bus”で楽しむ旅

 南国の楽園・ハワイの魅力について、日本ハワイアンビューティ協会がお届けする連載コラム「ハワイアンビューティのすすめ」。33回目となる今回は、Hawaiian Beauty®公認インストラクターの久世由紀子さんが紹介する「“The Bus”で楽しむ旅」――

市民の足・お得な“The Bus”

 ハワイ諸島で旅行客が一番多く訪れる島は、オアフ島ワイキキですね。彼等の移動手段と言えば、どんな乗り物を想像されますか?まずは、ワイキキを巡回しているトロリーバスが挙げられますね。そして市バス、通称The Bus。その他にタクシーやレンタカーなどもありますね。今回はその中で、お手頃かつ気楽なThe Busの使い方をご紹介したいと思います。

 運賃は大人$2.50、小人$1.25です。距離は関係なく、均一料金。(格安で島内一周できちゃうかも…)島内100以上のルートには、約4,000もの停留場があります。(その気になればマニアックな場所まで行けちゃいますよ)オアフ島の市民の足でもあるThe Busの1日の利用者は約23万人と言われています。ものすごい人数ですね!ワイキキのホテルからアラモアナショッピングセンターまで、タクシーで行くと約$20~$30かかります。The Busを利用すればわずか$2.50、約1/10の料金で済みます。余ったお金でランチが食べられちゃうなんて、とってもお得です!
 

“The Bus”の乗り方、降り方

 行きたい場所のバスの路線の番号を知っていたら、その番号のあるバス停で待ちます。バスが来たら、前方入口から乗車して下さい。そして、運賃は運転手さんの隣にある箱へ入れましょう。おつりが出ないのでご注意を。小銭の用意が必要です。

 もし、降りる場所が不安であれば、乗車の際に、運転手さんにこうお願いしておけば安心です。

“Please tell me when the Bus stop at ◯◯◯(目的地).(◯◯◯でバスが停車した時に教えて下さい)

 その際は、アナウンスや運転手さんの声が聞きやすい所に座るのがベターです。バスを降りる際は、日本と同じようにボタンを押すか、窓にワイヤーが張られているのでそれを下に引っ張ると、運転手さんに伝わる仕組みになっています。
 

勇気を出して乗ってみよう!

 簡単に乗車の説明をしましたが、実際に乗りたくなりましたか?乗りづらいイメージを持っていた方もいると思いますが、一回乗ってしまえば慣れてしまうものです。是非チャレンジしてみて下さいね。

 そして、私の体験談。私の最初の「The Busの旅」をお話しします。
1
 それは、アラモアナのバスセンターからマノアの滝を目指す旅でした。5番のMANOA VALLEY行きに乗り、賑わいを見せるアラモアナ周辺から北へ。段々とお店も少なくなり都会の喧騒を離れ、住宅街に入ると車窓からは小さな店や病院、銀行などの日常を感じながらマノアの坂を走行していきます。素敵な家の数々、庭先にはプルメリア、ハイビスカスの花が咲き誇り、パパイア、マンゴー、アボカドなども普通に実っていて、その風景を見るだけでもとても感動します。
2
 マノアの滝は、パワースポットとして有名です。ワイキキから割と近いのですが、雨の多い場所です。雨が多い分、雨上がりに虹に出会えるチャンスも多いエリアです。はじめてのThe Busでの旅は、ちょっと心細いところもありましたが、無事にマノアに到着した時は、安堵感と共に、少しだけ“ハワイの達人”になった気分が味わえました。(実際には、マノア行きのThe Busの利用者も他にいましたし、昼間であれば問題なく行けると思います。)
3
 私は、HAPAさんの「Tuahine」と言うマノアの伝説を歌った曲が大好きで、この曲を初めて聴いた時からマノアに行きたい想いがありました。

 パックツアーでも、トロリーバスでもタクシーでも味わえない、「The Bus」を利用してオアフ島の日常を感じてみる。車窓からのハワイの住宅街の雰囲気やローカルな風景を見つけたり、ガイドブックに載っていたお店や建物を発見したりの小さな感動の数々。皆さんもThe Busの旅を楽しんでみて下さいね。

ykuze
久世 由紀子(Hawaiian Beauty®公認インストラクター)

※Hawaiian Beauty®公認インストラクターによるハワイをテーマにした癒しの講座『ハワイアンビューティリーダー講座』と『ハワイアンアロマ調香講座』は、各地で開催中です。講座の日程などHawaiian Beauty®の最新情報は公式facebookページで発信しています。

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